ゲームボーイの歴史 

ゲームボーイの歴史についてです。
写真の隅っこに映ってるのは大きさ比較用の単3乾電池です。
 

ゲームボーイ(初代)

1989/4/21発売

(定価12800円→8000円)

   記念すべき初代ゲームボーイ。
単三電池を4本も使うなどあまり経済的ではない。
そのため、別売りの充電式アダプターを使うのが経済的かつ一般的。
画面のコントラストも自分で調整する必要があり、
その画面もはっきり言って見にくいことこの上なしである。
本体も非常に分厚くて、今となっては持ち歩くにはあまりにも不便。
しかし、見かけ通り(?)非常にタフで、
湾岸戦争時に空爆を受け、外装がボロボロに焼けただれたにもかかわらず、
ゲーム自体は全く問題なく動作したという話があるほどである。
ちなみに写真のものは初期型で、イヤホンと単三電池4本が付属していたが、
価格改定した後期型では、本体自体は変動ないものの、
パッケージデザインが変わっていたり、イヤホンや単三電池が別売りとなった。
後期型はゲームボーイブロスとも呼ばれる。

 ゲームボーイポケット

1996/7/21発売

(定価6800円→5800円→3800円)

   前回のゲームボーイに比べてとてもコンパクトになり、
名のとおりズボンのポケットに収まるほどの大きさにまでなった。
電池は以前の反省(?)を生かし単4電池2本設定。
ゲームボーイシリーズで唯一単4電池を使うモデルである。
ゲームボーイポケット用にバッテリーアダプターも用意されたが、
これはゲームボーイカラーまで使用可能である。
値段の方も発売当初から低めに設定はされていたものの、
最終的には大幅にプライスダウンされた。
画面も以前のような黄色&緑ではなくはっきりと白黒になっている。
が、やはりまだコントラストの方は自分で調整しなければならない。
写真のものは前期型で、後期型のポケットにはバッテリーランプが
装着されていて電池の残量が一目で確認でき非常に便利である。
前回よりカラーバリエーションも増えており、
限定モデルが増加し始めたのもこの頃からのようである。

 ゲームボーイライト

1998/4/14発売

(定価6800円)

 
単三電池2本で稼働する。
前回のポケットよりは気持ち大きくなっている。
目玉は何と言ってもバックライトであろう。
有機ELによる青緑色のバックライトの為非常に明るく、
夜、暗い部屋の中でもプレイ可能である。
ちなみにライトなしでプレイすることも可能である。
カラーリングのせいか、使いこんでくると角やボタン周りが色落ちしてしまい、
少し情けない姿になってしまう。
非常に画期的なモデルであったが、
ゲームボーイカラーの発売半年前に発売してしまったため、
売れ行きがイマイチ伸びず、基本カラーバリエーションもゴールド・シルバー
の2色のみとなり、海外販売もされることなく、結局ゲームボーイカラーに
かき消される形に終わってしまった悲劇のモデルである。
そのため生産台数も少なく、
現時点で箱・取説付きのものを手に入れるのはなかなか困難で、
オークション等でも高値で取引されている。

ゲームボーイカラー

1998/10/21発売

(定価8900円→6800円)

  待望のカラーディスプレイになったモデル。
画面にはTFT液晶ディスプレイが採用され、
コントラストの調整をする必要も無くなり、非常に色鮮やかな画面になった。
カラー専用カセットも発売され、モノクロ式のカセットも
スーパーファミコンの「スーパーゲームボーイ」に似た配色が施された。
モノクロ式のカセットを使って起動した際にあるコマンドを入力することによって
ディスプレイの配色を変えることが可能である。
このモデルも前回に引き継いで単三電池2本での稼働。
ゲームボーイシリーズで唯一、赤外線通信機能を搭載したモデルで、
双方の赤外線部分を合わせることによって通信が可能である。
このゲームボーイカラーにも多数の限定カラーが存在し、
ゲームショップやオークションなどでも高値で取引されている。
ちなみに、ストラップホルダーが装着され始めたのもこのモデルからである。

 ゲームボーイアドバンス

2001/3/21発売

(定価9800円→8800円)

 
今までのモデルから一転、横に広がったような形にモデルチェンジされ、
新たにL・Rボタンが追加されるなど、仕様も大幅に変更された。
カセットの方もアドバンス専用ソフトが次々と発売された。
アドバンス専用カセットはゲームボーイカセットの半分ほどの大きさで、
以前のモデルでは挿入することすら不可である。
ゲームボーイ、及びカラー専用カセットはアドバンスでもプレイ可能である。
その際、通常画面かワイド画面かどちらか選択できる。
電池の方は相変わらずの単三2本式。
周辺機器が豊富で、ゲームキューブに接続できるものや、
カードを読み込めるアダプター、ワイヤレス通信アダプターなども発売された。
ソフトも、太陽光を利用したものや本体自体にアクションをかけるものなど
今までにはあまりないタイプのソフトが発売され、話題を呼んだ。
このモデルから、バッテリーランプの色に変化あがあらわれるようになり、
満タン(黄緑)-(橙)-(赤)空・・・のようにランプが電池残量に応じて変化する。
この機能は後のSPやDSにも受け継がれていくことになる。

 ゲームボーイアドバンスSP

2003/2/14発売

(定価12500円→9800円)

 

またまた本体の形が大幅に変更。
コンパクトな折りたたみ式となり、少し大人な雰囲気(?)を醸し出している。
このモデルは2003年度のグッドデザイン賞にも選ばれた程。
バックライトが搭載されており、ゲームボーイライトのような青緑色の光ではなく、
フロントライトを用いた無色で明るいものである。
その為、色鮮やかさを保ちつつのゲームプレイが実現した。
もちろん、バックライトをオフにしてのプレイも可能。
このモデルから乾電池ではなく、充電式バッテリーが採用され、
電池交換の必要が無くなり、安定したゲームプレイが可能となった。
ちなみにSPの充電器は後に発売されるDSにも使用可能である。
その代りヘッドホン端子が無くなってしまい、ヘッドホンを使うには
別売りのヘッドホン変換プラグを用意しなければならなくなった。
カセットの対応については前回のアドバンスから変動なし。

 ゲームボーイミクロ

2005/9/13発売

(定価12000円)

 

前回SPに比べて更にコンパクトになったモデル。
胸ポケットにも収納出来てしまいそうなほど小さい。
もちろん充電式バッテリーでの稼働。
本体を収納するためのポーチが付属品として付いてくる。
このモデルより、ゲームボーイ、及びカラー専用カセットが対応不可となる。
スロットの形が変わり、アドバンス専用カセットしか挿入できなくなっている。
また、外部接続端子に関しても独特のものが採用され、
今までのケーブルなどが使用できず、変換コネクタを別に用意しなければ
ならないなど、通信などの際に非常に不便になった。
音量を変えるにも、今までのダイヤル式ではなくボタン式になったため、
これまた不便である。
画面に関しては、前回SPに比べると明るくなったものの、
画面自体が小さくなってしまったため、ゲームによっては少しプレイしにくい。
ちなみに、本体表面のフェイスプレイトは他のカラーのものと交換可能。

最終更新:2010.12.23
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